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世界人口の日によせて

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世界人口の日によせて

公開日:2026.07.09

SDGパートナーズ有限会社 代表取締役CEO 田瀬 和夫

 みなさんこんにちは。暑くなってきましたね。今年も烈夏でしょうか。どうかご自愛を。

 さて、7月11日は「世界人口の日」です。国連開発計画(UNDP)が、世界人口が50億人に達した1987年7月11日をきっかけに設けたものです。それからおよそ40年、いまの世界人口は約83億人です。わずか40年で人口は約1.6倍に。ちなみに国連の推計では、世界人口は2084年ごろに約103億人でピークを迎え、その後ゆるやかに減少する見通しです。

 ちなみに人類が誕生してからの「累計人口」って考えたことありますか?諸説あるものの米国人口情報局の推定では約800億人〜1200億人だそうです。驚くべきことは、過去20万年で生まれたすべての人のうち、約10人〜15人に一人が今この瞬間に生きている、ということ。いかに現在の人口増加が激しいかがわかります。

 一方、経済学者マルサスの予言通り、食料生産は人口増加に追いつきません。まさにいま人類はこの課題に直面しています。食べ物が足りないのです。さらに、大規模農業・漁業は地球の土壌・環境・生物多様性を破壊し温暖化を加速します。肉牛一頭には約200万リットルの水と1トンの飼料が必要で、そのため小麦や大豆の栽培が拡大し熱帯雨林の伐採につながっています。日本は人口が減っている少子高齢化の最先端ですが、食料自給率はカロリーベースで38%。食べているものの3分の2は外国から来ているのです。

 SDGsが提供してくれる解決への方向性を考えましょう。

 

1.再生農業は一つの有力な選択肢でしょう。肥料や農薬を使わず、なんと耕さない。再生農業は作物を強くし土壌を再生します。日本では農地面積の課題などがあり進展はこれからですが、世界では急速に拡大しています。日本の企業も大きな投資をするようになってきました。

 

2.食べ物を大切にしましょう。日本の食糧廃棄量は年646万トン。国民一人あたり37kgを捨てている計算です。おそろしい。賞味期限や過剰生産を見直し、外食の持ち帰りも許容されるべきだし、そもそも社会全体が、「腹八分」、「足るを知る」を考えるべきといつも思っています。

 

3.世界全体では教育を強化し貧困を減らすことが長期的な解決策かもしれません。所得が増えると子どもの数は減ります。一方、日本のような急激な少子高齢化を避けるためには、真の意味でのジェンダー平等が必要となります。日本の大きな課題はここにあります。

 

 こうして考えるとすべてつながっていることを強く感じます。私たちが日々を丁寧に生き、また尊重し合うことが、子どもたちの世代に確実に大きな足跡を残すのです。

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