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「3つの良し」の実現に向けて

視点

「3つの良し」の実現に向けて

公開日:2026.01.01

松山商工会議所 会頭 三好 賢治

 明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 本年の干支は「ひのえうま(丙午)」です。60年前の「昭和のひのえうま」では、この年に限って日本の出生数が当時の統計史上最低を記録しました。この世界的に見ても極めて特異な現象は、江戸時代に拡散した俗信に起因していると言われております。しかしながら、本来の「丙」が象徴するものは「新しいものを生み出す創造の火」であり、「午」は「未開の地を切り拓いてきた存在」を意味します。少子化の只中にある「令和のひのえうま」が俗信を物ともせず、変革への情熱を持って前進する年となることを期待しています。

 さて、昨年11月に松山商工会請所の第30代会頭の任を拝命いたしました。地域は今、人口動態の急激な変化により、医療・福祉、交通といった生活に密着するサービス基盤の維持、老朽インフラの更新といった深刻な共通課題に直面しています。このような中で「企業を育て、地域を伸ばす」という商工会護所の共通理念を実現していくうえで学ぶべきは、商工会議所の祖である渋沢栄一翁の精神にあると考えます。

 渋沢翁は「民の繁栄が国の繁栄につながる」という信念のもと、商工業者の声を集め 「世論」を形成する場として東京商工会議所を創立されました。また、「論語と算盤」に記された「我も富み、人も富み、而して国家の進歩発達を助くる富にして、はじめて真正の富と言い得る」という言葉には、経済活動が単なる利益追求を超え、社会全体の幸福や発展に寄与するものでなければならないという深遠な経営哲学が示されています。これはいわゆる売り手、買い手、世間を等しく潤す「三方よし」やウェルビーイングの思想にも通ずるものです。

 これらを踏まえ、松山商工会議所では「しごと・まち・ひと」の3つをより良いものとすることを使命とし、「3つの良しで地域の明日を創る」のスローガンを掲げています。この「3つの良し」を軸として、2026年度からの中期行動計画を目下策定中でございます。

 この地に魅力ある「しごと」を増やし、地域の未来を支える「まち」をつくり、そこで働く・暮らす「ひと」の人生を豊かなものとすること、そして持続可能な地域社会の実現に向けて尽力してまいりますので、皆様のご参画とご協力をお願いいたします。

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