さぁ、次は四国の番だ。
~四国創生の切り札・新幹線の早期実現を目指して~
公開日:2025.09.26


四国新幹線整備促進期成会 会長(四国経済連合会 会長) 長井 啓介
本年8月21日、四国新幹線整備促進期成会(以下、期成会)は、過去最大の約700名の参加者を四国内外から集めて、第7回東京大会を開催いたしました。
四国4県の知事、四国選出の国会議員の皆さまはもとより、自民党整備新幹線等鉄道調査会の稲田朋美会長、国定勇人 国土交通大臣政務官、日本経済団体連合会の久保田政一副会長など錚々たる来賓も駆け付けて下さいました。
そして、会場を埋め尽くす参加者の熱気の中、昨年6月から始めた「四国の新幹線早期実現」に向けた署名活動の最終とりまとめとして、署名数45.2万筆を発表し、同日午後の政府・中央への要望活動においてお届けいたしました。
この場をお借りして、東京大会にご参加いただきました皆さま、そして署名活動にご協力いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。皆さまからいただきましたお気持ち、想いは、必ずや国を動かす力になってくれるものと確信しております。
今回の署名活動を振り返りますと、わたし自身も、様々な会議等で署名への協力をお願いしたほか、街頭でチラシをお配りし、その場で多くの方から署名をいただきましたが、皆さまの「もう待てない」という切実な声や、期成会に対する期待の大きさを身をもって感じることができました。
同時にこれだけ多くの署名をいただけたことは、四国の新幹線が夢物語ではなく、皆で声を上げれば、手の届く、実現性のあるプロジェクトとして捉えられていることの証と考えております。
現在、四国は唯一、新幹線の具体的な整備計画すらない空白地域として取り残されています。最早で2037年にリニア中央新幹線が完成し、東京と大阪がわずか1時間で結ばれる見通しのなか、もし、四国が新幹線ネットワークから外れたまま放置されるなら、これまで以上に大きなハンディを負うことになります。四国の新幹線の整備計画への格上げは喫緊の重要課題です。
私は、後から時代を振り返りますと、ここ数年が四国にとって極めて大切な分岐点になるのではないかと見ており、ここが勝負所と全身全霊を捧げて、四国の新幹線実現に向けて取り組みたいと考えております。
四国にご縁のある皆さまにおかれましても、同じ想い、危機感を共有いただき、是非とも益々のお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。
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