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法律知識で地域を支える 弁護士法人たいよう 弁護士 / 林 寛大 氏 (IRCニュー・リーダー・セミナー32期修了生)

素顔のニューリーダー

法律知識で地域を支える
弁護士法人たいよう 弁護士 / 林 寛大 氏
(IRCニュー・リーダー・セミナー32期修了生)

公開日:2025.09.22

川尻 麻美

弁護士法人たいよう 弁護士 / 林 寛大 氏 (IRCニュー・リーダー・セミナー32期修了生)

弁護士法人たいようは、松山と大洲に拠点をもつ法律事務所である。南予の弁護士不足解消を目的に開設した「ひまわり基金法律事務所大洲」を起源とし、2006年に設立された。
林氏は松山事務所で、顧問契約先などからの相談対応、事業再生の支援など、県内の中小企業のサポートを行っている。そのなかで大切にしているのは、「公正であること」と言う。「もちろん、お客さまのために動くことが第一。でも、肩入れして一線を越えてはいけない。法律家として、ルールの範囲内で必ず対応する」と、林氏。また、相手に対して、正確に、丁寧に説明することも心がけているそうだ。
当初弁護士になるつもりがなく、早稲田大学法学部を卒業後は財務省東京税関で働いていたが、ある日「将来のために資格取得しよう」と考えて休職。大阪大学大学院を経て司法試験に合格後、いったん復職したものの、「得た知識を活用したい」「地方の弁護士不足解消に貢献したい」と考え、今の事務所に入所した。
今は同事務所で新人弁護士やスタッフの育成に注力している。林氏は「大手事務所の地方進出や学生の都会志向もあり、採用に課題がある」と言う。母校である大阪大学大学院と提携してエクスターンシップ※1やサマークラーク※2などを実施し、地方で働くことに興味をもってもらうよう努めている。
林氏は「社員の待遇向上にも取り組みたいが、それには安定した収益が必要だ」と言い、顧問先の増加にも努めている。そのため、昨年から中小企業向けの労務セミナーや顧問先対象の感謝祭を開催している。感謝祭は顧問先同士のつながりが生まれ、好評だったそうだ。
「事業再生の案件が意義深く、この専門性を高めて地域に貢献したい」と言う林氏。今後も企業の目標達成に向けて法律知識を活用し、地域を支えていかれることだろう。


※1 短期の就業体験。授業の一環で行い、単位取得の対象となる。
※2 夏季(8~9月)に行う、有償の短期就業体験。

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