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100年企業を目指して 亀井サンキ株式会社 代表取締役社長 / 亀井 裕太 氏

素顔のニューリーダー

100年企業を目指して
亀井サンキ株式会社 代表取締役社長 / 亀井 裕太 氏

公開日:2025.09.12

川尻 麻美

亀井サンキ株式会社 代表取締役社長 / 亀井 裕太 氏 (IRCニュー・リーダー・セミナー32期修了生)

亀井サンキ株式会社は、金属屋根や外壁材の加工・販売を行っている。鋼材を扱う亀井鐵鋼株式会社の二次加工部門として、祖父の弟の義弘氏が1973年に設立した。なお、亀井鐵鋼株式会社は8年前に阪和興業グループに入ったため、現在はそれぞれ独立した組織となっている。
前職から10年以上営業畑で歩んできた裕太氏は「お客さま視点で、スピード感をもった対応を常に心がけている」と言う。同社ではお客さまごとに担当を決め、その担当者がこまめに各社を訪問してコミュニケーションをとっている。細かな修正や短納期の依頼にもできるかぎり応えてきたため、「父から子へ、世代を超えて長くお付き合いいただいているお客さまが多い」ことが強みとなっている。
若手人材の確保・定着のため、裕太氏は“働きやすい職場づくり”に取り組んでいる。完全週休二日制を導入して年間休日125日以上とし、有給休暇の取得も推進している。裕太氏は「皆が取りやすいよう、まずは自分から」と言い、有給休暇はもちろん、第二子誕生の際には率先して育児休業を1ヶ月取得した。それをきっかけに、育児休業をとる男性社員が出てきているそうだ。
設立から50年を超え、目指しているのは100年企業だ。「そのためには、時代の変化に対応し、ニーズに合った商品を提供する必要がある」と、裕太氏。通気性や耐久性が高く、近年増加する台風にも強い屋根『通気立平デネブエアルーフ』を扱っている。これを製造・販売できるのは、県内では同社のみ、全国でも限られているそうだ。「少子高齢化に伴い住宅着工件数も減少している。今の商材だけでなく、さまざまな情報をキャッチして、時代とともに事業も変化していかなければいけない」と言う。
今後もお客さまや社員のために、価値の高い商品の提供や社内改善などを行いながら、長く頼りにされる企業となるよう努めていかれることだろう。

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