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地域の製造業のベストパートナーを目指して 株式会社オサキ 代表取締役専務 尾﨑 元章 氏 (IRCニュー・リーダー・セミナー33期修了生)

素顔のニューリーダー

地域の製造業のベストパートナーを目指して
株式会社オサキ 代表取締役専務 尾﨑 元章 氏
(IRCニュー・リーダー・セミナー33期修了生)

公開日:2025.12.08

川尻 麻美

株式会社オサキは、工場内の生産設備・物流設備や、それらに使われる軸受(ベアリングなど)、伝導・搬送ベルト、モーターなどの機械部品から、作業現場で使用される空調服や安全靴、工具類までを幅広く取り扱う機械工具類の専門商社である。


創業は1925年。元章氏の曽祖父である元美(もとみ)氏が、御守役(おもりやく/ 世話係)を務めていた山内家の勧めで米穀商を始めたことが興りである。米農家の要望を受けて脱穀機用のベルトを販売したことをきっかけに、徐々に扱う製品を拡大し、今では「工場において原材料以外で必要なものはほとんど提供できる」と言う。


 「国内外の大手メーカーと一次代理店契約を結んでいる強みを生かし、お客さまの依頼に迅速かつ柔軟に対応している」と、元章氏。“生産活動を支える役割”を常に意識しているそうだ。実際、コロナ禍で半導体が不足したとき、既存のルートや製品にとらわれない代替提案を行い、お客さまの生産ラインの停止を防いだことがあるという。


今は社内の情報共有を積極的に進めている。これまでも利用している在庫管理システムに加え、新たに営業支援ツールやスケジュール管理システムなどを導入し、リアルタイムに情報共有できる仕組みを整えているそうだ。


また、メーカーの営業担当者との同行訪問や工場見学、研修などを行い、人材育成にも注力している。元章氏は「ものづくりの現場を肌で感じながら、自社の役割や存在意義を改めて理解する機会となっている。この取り組みを通じて、皆がやりがいをもって働ける、成長できる環境をつくりたい」と言う。今後は次世代リーダーの育成も考えているそうだ。


元章氏が目指すのは“地域の製造業のベストパートナー”だ。相談に応えるだけでなく、業務効率化や現場の省エネ化を図る部品・設備を提案することで、お客さまも気づいていなかった課題の解決につなげている。


100年と長い歴史を大切にしながら、今後も新たな技術や考えを取り入れ、地域の生産活動を支えていかれることだろう。

PERSONAL QUESTION

尾﨑 元章(おさき もとあき)1982年4月生まれ

 ■モットー  
「誠実は最大の戦略」 
創業時から受け継がれてきた考え方で、とても大切にしている。目の前の相手に誠実に向き合うことで、どんなことも道がひらけていく。
 ■ 休日の過ごし方  
家族旅行が一番のリフレッシュ。 
平日はなかなか難しい分、休日は県内外へ出かけ、家族とともに過ごす時間を大切に考えている。
 ■夢  
仕事でいえば、地元企業同士が地域内で取引を完結できる、循環型経済の仕組みづくりに取り組みたい。 
プライベートでは、これまで訪れる機会の少なかった国内外の地域をゆっくり旅して回りたい。

会社概要

〒780-8040
高知県高知市神田647-1
TEL/088-833-0174
資本金/1,500万円
従業員/61名

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