年末年始の話題 ~午年によせて~
公開日:2025.12.01
早いもので、今年も残すところあと1ヵ月となりました。
2026年はどんな年になるのでしょうか。
来年の干支「午」にまつわる話題や過去の午年の出来事をまとめましたので、
年末年始の話題づくりにご活用ください。
六十干支からみる午年
[干支]は、古代中国(殷)において、順序や番号を表すために用いられた10種の漢字(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の総称である[十干(じっかん)]と、天空を12年で一周する木星の方角を示すために用いられた12の動物(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の総称である[十二支(じゅうにし)]の組み合わせです。元々は十二支に動物の意味はありませんでしたが、民衆でも覚えやすいように身近な12の動物が割り当てられたと言われています。
十干と十二支の奇数番目同士、偶数番目同士の組み合わせが60通りあることから[六十干支(ろくじっかんし)]とも呼ばれ、一巡すると「還暦」となります。日本では、推古天皇の時代に年や日を干支で示すことが一般化したようで、次第に、それぞれの動物の特性にちなんだ迷信や俗信が生まれ、物事の吉凶などが占われるようになりました。
[六十干支]によると、2026年は丙午(ひのえうま)の年です。「丙(ひのえ)」は十干の3番目で「火」の要素を持ち、太陽や明るさ、生命のエネルギーを表すとされています。「午(うま)」は古くから人間とともに生きてきた動物。駿足を持ち、独立心が強く、また人を助けてくれる存在でもあります。
2026年は、「勢いとエネルギーに満ちて、活動的になる」と考えられます。
2026年が皆さまにとって良い年になりますよう心からお祈り申し上げます。
〔参考図書〕干支から見た日本史(毎日新聞社)、十二支(人文書院)、干支の活学(プレジデント社)、干支の動物誌(技報堂出版)
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